映画評「HOW TO HAVE SEX」
☆☆★(5点/10点満点中)
2022年イギリス=ギリシャ=フランス=ベルギー合作映画 監督モリー・マニング・ウォーカー
ネタバレあり
今年WOWOWのカンヌ映画祭特集はたったの3本。少ないですな。
カンヌの“ある視点”グランプリ受賞作とのことだが、爺には余りピンと来ないひと夏の体験ものだ。
夏休み期間中、三人の英国のティーンエイジャー少女タラ(ミア・マッケンナ=ブルース)、スカイ(ララ・ピーク)、エム(エンヴァ・ルイス)が卒業旅行にクレタ島を訪れ、羽目を外そうと思案中。
派手に見せてはいるもののタラは奥手で、旅行中に(性的)初体験をしたいと思っている折も折、ホテルに隣室に同じ英国(恐らく北部出身)の若者たちがいたことから彼らと仲良くなる。しかし、タラはその一人パディ(サミュエル・ボトムリー)に半ば不同意の性行為を挑まれ、以降ヴァケーションは鬱屈としたものになる。
彼女にとって、一見チャラいが時に優しさを見せるバジャー(ショーン・トーマス)のほうが良かったのは間違いないと思うが、敢えてかかる性的な冒険に挑んだことのない臆病な田舎者には、後悔が出そうなアヴァンチュールには理解も共感もできない。自己責任などと突き放すこともできないが慎重であれとは思う。
半世紀前に流行ったセックスにしか興味がないような軽薄な少年たち(男女を問わず、少年は世代の意味なり)を主人公にした作品群に比べて、内心に迫り興味本位の作りになっていないところは買えるが、登場人物の無軌道ぶりに大差がなく、余り感興が湧かない。
クレタ島まで行ったのに、プールだったり遊興場の場面が多いのも映画的に勿体ない気がする。
一部のシネフィルや批評家に、観光映画の要素やエスニックの風俗への興味を評価材料にすることに否定的な人がいるが、もっと柔軟に考えたほうが良い。僕も固いところはありますがね。
2022年イギリス=ギリシャ=フランス=ベルギー合作映画 監督モリー・マニング・ウォーカー
ネタバレあり
今年WOWOWのカンヌ映画祭特集はたったの3本。少ないですな。
カンヌの“ある視点”グランプリ受賞作とのことだが、爺には余りピンと来ないひと夏の体験ものだ。
夏休み期間中、三人の英国のティーンエイジャー少女タラ(ミア・マッケンナ=ブルース)、スカイ(ララ・ピーク)、エム(エンヴァ・ルイス)が卒業旅行にクレタ島を訪れ、羽目を外そうと思案中。
派手に見せてはいるもののタラは奥手で、旅行中に(性的)初体験をしたいと思っている折も折、ホテルに隣室に同じ英国(恐らく北部出身)の若者たちがいたことから彼らと仲良くなる。しかし、タラはその一人パディ(サミュエル・ボトムリー)に半ば不同意の性行為を挑まれ、以降ヴァケーションは鬱屈としたものになる。
彼女にとって、一見チャラいが時に優しさを見せるバジャー(ショーン・トーマス)のほうが良かったのは間違いないと思うが、敢えてかかる性的な冒険に挑んだことのない臆病な田舎者には、後悔が出そうなアヴァンチュールには理解も共感もできない。自己責任などと突き放すこともできないが慎重であれとは思う。
半世紀前に流行ったセックスにしか興味がないような軽薄な少年たち(男女を問わず、少年は世代の意味なり)を主人公にした作品群に比べて、内心に迫り興味本位の作りになっていないところは買えるが、登場人物の無軌道ぶりに大差がなく、余り感興が湧かない。
クレタ島まで行ったのに、プールだったり遊興場の場面が多いのも映画的に勿体ない気がする。
一部のシネフィルや批評家に、観光映画の要素やエスニックの風俗への興味を評価材料にすることに否定的な人がいるが、もっと柔軟に考えたほうが良い。僕も固いところはありますがね。
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