映画評「映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』」
☆☆★(5点/10点満点中)
2024年日本映画 監督・中田秀夫
ネタバレあり
廣嶋玲子の人気児童小説を映画化したファンタジー。
勉強のできない小学生男児・雄太が「耳をすませば」のヒロインよろしく猫を追っていくと、何でも願いを叶えてくれる駄菓子屋【銭天堂】に辿り着く。ここで買った菓子を食べると、出題されるところが解って成績がアップする。が、きちんと使い方を守らないと状況は寧ろ悪い方向に転がり込むのである。
それに絡むのが、人の膨れ上がった欲望が生み出す悪意を育てて繁栄する駄菓子屋【たたりめ堂】店主よどみ(上白石萌音)で、【銭天堂】の店主紅子(天海祐希)と闘いを繰り広げる。
というのがアウトラインで、その狂言回しとして登場するのが雄太の担任教師小太郎(大橋和也)。彼はガールフレンド陽子(伊原六花)が【銭天堂】の駄菓子の効果に満足できず、【たたりめ堂】に頼って大変な目に遭うのを目撃する。あるいは美術大志願の彼の妹まどか(平澤宏々路)が二人の闘いに巻き込まれているのも知る。
小学校が主たる舞台であるように、小学生辺りの児童に向けた説教譚で、過大な欲望を抑える力を持つこと、便利なツールを生かすも殺すも自分の心の持ちようであり、極力自身の力を信用することを説く。
一通り退屈しないで観ていられるが、終盤紅子に駆り出され一緒に行動する狂言回し・小太郎先生がこのシークエンスで活躍する箇所が見当たらず、せいぜい事件の傍観者としての役割を果たすのみなのでは肩透かし。もっと能動的に活躍するように脚本家は考えるべきでした。
雄太君は湯桶読みの【銭天堂】が最初から読めましたなあ。逆に劣等生だからきちんと読めたのかもしれない。だったら面白い。
2024年日本映画 監督・中田秀夫
ネタバレあり
廣嶋玲子の人気児童小説を映画化したファンタジー。
勉強のできない小学生男児・雄太が「耳をすませば」のヒロインよろしく猫を追っていくと、何でも願いを叶えてくれる駄菓子屋【銭天堂】に辿り着く。ここで買った菓子を食べると、出題されるところが解って成績がアップする。が、きちんと使い方を守らないと状況は寧ろ悪い方向に転がり込むのである。
それに絡むのが、人の膨れ上がった欲望が生み出す悪意を育てて繁栄する駄菓子屋【たたりめ堂】店主よどみ(上白石萌音)で、【銭天堂】の店主紅子(天海祐希)と闘いを繰り広げる。
というのがアウトラインで、その狂言回しとして登場するのが雄太の担任教師小太郎(大橋和也)。彼はガールフレンド陽子(伊原六花)が【銭天堂】の駄菓子の効果に満足できず、【たたりめ堂】に頼って大変な目に遭うのを目撃する。あるいは美術大志願の彼の妹まどか(平澤宏々路)が二人の闘いに巻き込まれているのも知る。
小学校が主たる舞台であるように、小学生辺りの児童に向けた説教譚で、過大な欲望を抑える力を持つこと、便利なツールを生かすも殺すも自分の心の持ちようであり、極力自身の力を信用することを説く。
一通り退屈しないで観ていられるが、終盤紅子に駆り出され一緒に行動する狂言回し・小太郎先生がこのシークエンスで活躍する箇所が見当たらず、せいぜい事件の傍観者としての役割を果たすのみなのでは肩透かし。もっと能動的に活躍するように脚本家は考えるべきでした。
雄太君は湯桶読みの【銭天堂】が最初から読めましたなあ。逆に劣等生だからきちんと読めたのかもしれない。だったら面白い。
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