映画評「少年と犬」
☆☆★(5点/10点満点中)
2025年日本映画 監督・瀬々敬久
ネタバレあり
瀬々敬久は脚本・脚色に携わると大袈裟になり、時に2009年の「感染列島」のような支離滅裂な映画を作る。本作は監督に専念しているが、馳星周が直木賞を受賞した同名連作を映画化した本作でもその傾向がないではない。脚色に当たった林民夫が瀬々監督に忖度したか、変な意見をされたのではないかと疑ってしまう。
原作小説は読んでいないが、Wikipediaの情報に従って述べると、2011年3月の東北大震災で飼い主を失ったシェパード犬・多聞が数年かけて、岩手から熊本に引っ越した一家に辿り着き、震災で口をきかなくなった少年の心を開くようになる、というお話で、その間に(最後の熊本の一家を含めて)6組の人と関わり合うロード・ノベル(ロード・ムービーの小説版)の体裁で進む。本作では接触し主役となる、窃盗団の運転手・和正(高橋文哉)と、滋賀の風俗嬢・美羽(西野七瀬)は、原作では接触しないらしい。
映画は大人の事情でこの二人を主役にする為に接触させ、彼が交通事故で死んだ後も、美羽の心の中に存在する和正を実在するかのように見せる幽霊ファンタジーのような趣きに変え、その彼の口から猟師(柄本明)や最初の飼い主について語らせ、それを殺人で服役していた刑務所を出所したばかりの美羽がバスの中で出会う小学生・凛(鈴木唯)に語るという、ある意味凝り過ぎて、およそ本当らしくないお話になっている。
日本では連作短編が多く、それを長編小説のように上手く再構築する映画作品が目立つが、犬が岩手から熊本まで旅をするというお話自体がぎりぎり有り得るかというレベルなのに、そこにファンタジーとも見えかねない要素を加えたら、作り物めくのは必定。精神的に繋がる人同士や人と犬との交流に十代くらいなら受ける可能性があるが、年齢が上がるにつれ、 ”くだらない” といった感想が出て来るだろう。
ノートパソコンの電源コードが破損。よって今日はパソコンは殆ど使えません。明日夕方までには新品が入って来るが、純正品ではないので、使えるかどうか少し心配。昨日は脚立から落ちてひどい擦り傷を負ったし、全くついていない。
2025年日本映画 監督・瀬々敬久
ネタバレあり
瀬々敬久は脚本・脚色に携わると大袈裟になり、時に2009年の「感染列島」のような支離滅裂な映画を作る。本作は監督に専念しているが、馳星周が直木賞を受賞した同名連作を映画化した本作でもその傾向がないではない。脚色に当たった林民夫が瀬々監督に忖度したか、変な意見をされたのではないかと疑ってしまう。
原作小説は読んでいないが、Wikipediaの情報に従って述べると、2011年3月の東北大震災で飼い主を失ったシェパード犬・多聞が数年かけて、岩手から熊本に引っ越した一家に辿り着き、震災で口をきかなくなった少年の心を開くようになる、というお話で、その間に(最後の熊本の一家を含めて)6組の人と関わり合うロード・ノベル(ロード・ムービーの小説版)の体裁で進む。本作では接触し主役となる、窃盗団の運転手・和正(高橋文哉)と、滋賀の風俗嬢・美羽(西野七瀬)は、原作では接触しないらしい。
映画は大人の事情でこの二人を主役にする為に接触させ、彼が交通事故で死んだ後も、美羽の心の中に存在する和正を実在するかのように見せる幽霊ファンタジーのような趣きに変え、その彼の口から猟師(柄本明)や最初の飼い主について語らせ、それを殺人で服役していた刑務所を出所したばかりの美羽がバスの中で出会う小学生・凛(鈴木唯)に語るという、ある意味凝り過ぎて、およそ本当らしくないお話になっている。
日本では連作短編が多く、それを長編小説のように上手く再構築する映画作品が目立つが、犬が岩手から熊本まで旅をするというお話自体がぎりぎり有り得るかというレベルなのに、そこにファンタジーとも見えかねない要素を加えたら、作り物めくのは必定。精神的に繋がる人同士や人と犬との交流に十代くらいなら受ける可能性があるが、年齢が上がるにつれ、 ”くだらない” といった感想が出て来るだろう。
ノートパソコンの電源コードが破損。よって今日はパソコンは殆ど使えません。明日夕方までには新品が入って来るが、純正品ではないので、使えるかどうか少し心配。昨日は脚立から落ちてひどい擦り傷を負ったし、全くついていない。
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