映画評「ベスト・キッド:レジェンズ」
☆☆★(5点/10点満点中)
2025年アメリカ=カナダ合作映画 監督ジョナサン・エントウィッスル
ネタバレあり
型通りも良いところだが、全ての人が僕のように大量の映画を観ているわけではないので、お話がそれなりにしっかりしていれば型通りでも水準的な☆★を付けるべきであろう。
北京のクンフー少年フォン・リー(ベン・ウォン)は、母親のドクター・フォン(ウェン・ミンナ)の渡米に伴って、ニューヨークに引っ越す。学校には空手5連覇がかかるいじめっ子コナー(アラミス・ナイト)もいるが、相手が強い上に長男を武道で失っている母親に格闘技の類を禁じられている為対抗できずモヤモヤする。近所のピザ屋を訪れて同世代の少女ミア(セイディ・スタンリー)と知り合いになり、コナーの通う道場への借金返しの為にもボクサー復帰が必要であるその父ヴィクター・リバーニ(ジョシュア・ジャクスン)をこっそり助けることになる。
ヴィクターが最初の試合で大怪我を負った為にボクサー継続が不可能になったところへ、北京の師匠である大叔父ハン先生(ジャッキー・チェン)が突然が現れ、彼に乗せられてニューヨークの空手大会に出場することを決める。しかし、彼も先生もクンフーしか知らないので、ミヤギ道空手を習ったダニエル・ラルーソ(ラルフ・マッチオ)の教えを乞うことにする。
で、いよいよ悪党役コナーとの決勝となることが分かり切っている大会が始まり、母親も同行する。
冒頭で述べた通り、青春ロマンス部分も含めてどこからどこまでも定石のオンパレードながら、旧シリーズの要素(ミヤギ道空手、ラルフ・マッチオの出演)とリメイクの要素(ジャッキー・チェンの出演)をハイブリッドしたことは一応の新味と言って良いかもしれない。ハン先生はミヤギ先生と知己であるという設定にしてドラマの中でそのパイプ役となっている。
格闘の捉え方は余り良くない。カットの長さも必要より短すぎる(つまり誤魔化し気味)ところがあり、アクションになるとカメラを揺らすのは馬鹿らしい。動きの激しいアクションこそ、固定カメラでとは言わないまでも、もっとがっちり捉えるべきだ。
Macchio はイタリアではマッキオと発音する。この辺は英語とも日本のローマ字読みとも違う。監督をしているエントウィッスルと言えば、ロック・ファンとしてはザ・フーのベーシスト、ジョン・エントウィッスルを思い出す。ベーシスト投票で時にロック界随一との定評あるポール・マッカートニーを上回ることもある才人だ。親戚ではあるまいね(ありふれた名前ではないので、10代も遡ればきっと結び付くだろうだろうが)。
2025年アメリカ=カナダ合作映画 監督ジョナサン・エントウィッスル
ネタバレあり
型通りも良いところだが、全ての人が僕のように大量の映画を観ているわけではないので、お話がそれなりにしっかりしていれば型通りでも水準的な☆★を付けるべきであろう。
北京のクンフー少年フォン・リー(ベン・ウォン)は、母親のドクター・フォン(ウェン・ミンナ)の渡米に伴って、ニューヨークに引っ越す。学校には空手5連覇がかかるいじめっ子コナー(アラミス・ナイト)もいるが、相手が強い上に長男を武道で失っている母親に格闘技の類を禁じられている為対抗できずモヤモヤする。近所のピザ屋を訪れて同世代の少女ミア(セイディ・スタンリー)と知り合いになり、コナーの通う道場への借金返しの為にもボクサー復帰が必要であるその父ヴィクター・リバーニ(ジョシュア・ジャクスン)をこっそり助けることになる。
ヴィクターが最初の試合で大怪我を負った為にボクサー継続が不可能になったところへ、北京の師匠である大叔父ハン先生(ジャッキー・チェン)が突然が現れ、彼に乗せられてニューヨークの空手大会に出場することを決める。しかし、彼も先生もクンフーしか知らないので、ミヤギ道空手を習ったダニエル・ラルーソ(ラルフ・マッチオ)の教えを乞うことにする。
で、いよいよ悪党役コナーとの決勝となることが分かり切っている大会が始まり、母親も同行する。
冒頭で述べた通り、青春ロマンス部分も含めてどこからどこまでも定石のオンパレードながら、旧シリーズの要素(ミヤギ道空手、ラルフ・マッチオの出演)とリメイクの要素(ジャッキー・チェンの出演)をハイブリッドしたことは一応の新味と言って良いかもしれない。ハン先生はミヤギ先生と知己であるという設定にしてドラマの中でそのパイプ役となっている。
格闘の捉え方は余り良くない。カットの長さも必要より短すぎる(つまり誤魔化し気味)ところがあり、アクションになるとカメラを揺らすのは馬鹿らしい。動きの激しいアクションこそ、固定カメラでとは言わないまでも、もっとがっちり捉えるべきだ。
Macchio はイタリアではマッキオと発音する。この辺は英語とも日本のローマ字読みとも違う。監督をしているエントウィッスルと言えば、ロック・ファンとしてはザ・フーのベーシスト、ジョン・エントウィッスルを思い出す。ベーシスト投票で時にロック界随一との定評あるポール・マッカートニーを上回ることもある才人だ。親戚ではあるまいね(ありふれた名前ではないので、10代も遡ればきっと結び付くだろうだろうが)。
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