"映画"の記事一覧

映画評「12月の君へ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2024年韓国映画 監督ユン・スイク ネタバレあり 中盤以降幻想的で解りにくいが、結末から演繹していくと案外解りやすいのではないか。ストーリーは三つほどに理解できるが、いずれにしてもこの映画が何を見せたかったかはほぼ明確に解る。 地方の都市。映像関係の仕事(作者か俳優のどちらか)を目指す孤独…
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画像問題:Who is she/he? No. 57

この方は、ホームページ時代に出題したような気がしていましたが、リストを見る限りやっていなかったようです。ジャン=ルイ・トランティニャンは早々にやったのに変だなあ(笑)。 フランスでアラン・ドロンと人気を二分した大スターです。ドロンが従来型の監督に重用されたのは対照的に、こちらはヌーヴェル・ヴァーグの監督に愛されました。「太…
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映画評「おくびょう鳥が歌うほうへ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2024年イギリス=ドイツ合作映画 監督ノラ・フィングシャイト ネタバレあり イギリスの女性ジャーナリスト、エイミー・リプトロットの回想記を映像化したもの。 アルコール依存症で、その為に恋人デイニン(パーパ・エッシドゥ)との仲がうまく行かなくなったロナ(シアーシャ・ローナン)は、依存症の自助…
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映画評「新解釈・幕末伝」

☆☆(4点/10点満点中) 2025年日本映画 監督・福田雄一 ネタバレあり 「新解釈・三國志」という大いに笑いながらそれなりに歴史が勉強できるというコメディーを作った福田雄一が二匹目のドジョウを狙って作った第2弾、と書いては福田監督にお叱りを受けてしまう。実はTVで「新解釈・日本史」というシリーズものを作っていたようで、安易…
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映画評「笑ふ男」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1928年アメリカ映画 監督パウル・レニ ネタバレあり 三日前に観た2012年のフランス版は舞台が曖昧だったが、サイレント末期の本作は(イングランド)スチュワート朝最後の君主ジェームス2世とグレート・ブリテン最初の王アンの治世に跨ったお話と理解できる。ヴィクトル・ユゴーの原作に近い。 ジェ…
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映画評「28年後… 白骨の神殿」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2025年イギリス=カナダ=アメリカ合作映画 監督ニア・ダコスタ ネタバレあり シリーズ第4作、と言うより第2部の第2作と言いたい。 前作の最終盤で少年スパイク(アルフィー・ウィリアムズ)が出会った感染者狩猟団と思われた連中が、ジミー・クリスタル(ジャック・オコンネル)が率いるカルト集団 “…
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映画評「28年後 …」

☆☆★(5点/10点満点中) 2024年イギリス=カナダ=アメリカ合作映画 監督ダニー・ボイル ネタバレあり 一時ほどではないものの、まだゾンビ映画は作られている。僕はゾンビ映画に論理的にサスペンスを感じないので、積極的には見て来ず、まして近年は完全にスルーしていたが、余りにも観る洋画がないので、20年も前に観た「28日後…」…
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映画評「ヴィクトル・ユゴー 笑う男」

☆☆★(5点/10点満点中) 2012年フランス=チェコ合作映画 監督ジャン=ピエール・アメリス ネタバレあり ヴィクトル・ユゴーの同名小説の映画化で、下層階級に視線を下降するユゴーらしい物語である。 幼少時代に誘拐団に拉致された挙句に捨てられた少年グウィンプレン(ロマン・モレッリ)が、途中で凍え死にしそうな幼女を拾った…
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映画評「戦艦大和」(1990年)

☆☆☆(6点/10点満点中) 1990年日本映画 監督・市川崑 ネタバレあり 市川崑の作品を暫く取り上げていないと思っていたら、思わぬ変化球に出くわした。本作は1990年にフジテレビと東宝の共同制作で市川崑が演出を担当したTV映画で、本来は劇場用映画として作られる企画がTV用に回ったとの由。  原作は、沈没した戦艦大和から生…
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映画評「Nile ナイル」

☆★(3点/10点満点中) 1999年日本映画 監督・和泉聖治 ネタバレあり エジプト考古学者としてTVでもお馴染みの吉村作治教授が小説を書いたというだけでもやや意外な感を受けるが、その映画版まであったとは。6年前に自死した三浦春馬が子役として出ている。 国際通信社のカイロ支局長渡瀬恒彦が日本への帰国が決まり、その前に大…
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映画評「エディントンへようこそ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2025年アメリカ=イギリス=フィンランド合作映画 監督アリ・アスター ネタバレあり アリ・アスターの「ミッドサマー」は世評ほどには感心しなかった。民俗学的に興味深いどころがあったが、異色趣味に埋没して次第に手詰まり感が出て来た。 コロナ禍下(かか)でマスク論争すら起きている2020年ニュー…
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映画評「秒速5センチメートル」(2025年版)

☆☆★(5点/10点満点中) 2025年日本映画 監督・奥山由之 ネタバレあり 18年前にグラフィック関係の専門学校みたいなところへ行っていた甥っ子に紹介されてアニメ映画「秒速5センチメートル」を観た。当然新海誠を初めて観たわけで、後にあれほど大ヒットを連発する監督になるとは想像もしなかった。 オリジナルのアニメから18…
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映画評「セキュリティ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2017年アメリカ映画 監督アラン・デロシェール ネタバレあり 僕が米国における証人保護プログラムを知ったのは1980年代のサスペンス映画によると思う。その後数年に一度くらいこのプログラムが主題になるサスペンスやアクション映画を観るが、1952年製作の「その女を殺せ」が正にこの仕組みを取り込んだご…
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映画評「長崎-閃光の影で-」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2025年日本映画 監督・松本准平 ネタバレあり WOWOWは8月9日を初放映の日に選んだが、僕の鑑賞は大分遅れてしまった。すみません。 原爆投下の故に戦争は終わったというアメリカが言い始めた理屈は事実から遠いが、この映画に出て来る “1週間玉音放送が早かったら、 ここの人たちは死ななかった…
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映画評「ダウントン・アビー/グランド・フィナーレ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2025年イギリス=アメリカ合作映画 監督サイモン・カーティス ネタバレあり 人気TVシリーズの映画版(続編)は第1作と第2作とをしっかり観た。第2作で終わると勝手に推測したが、第3作が作られた。題名から推してもこれで最終作となるだろう。  寄る年波は辛いもので、前作を観たのは僅か3年前というの…
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映画評「映画 冬のソナタ 日本特別版」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2025年韓国映画 監督ユン・ソクホ ネタバレあり 二十数年前に日本で人気を博して現在の韓流ドラマ・映画ブームを引き起こした「冬のソナタ」の2時間余りにまとめたダイジェスト編。僕は元来ドラマは見ない人種であるし、韓国にもさして興味がなかったから、当然観ていない。どんな話だったか知らずにあの世へ行く…
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映画評「荒武者キートン」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1923年アメリカ映画 監督バスター・キートン、ジョン・G・ブライストーン ネタバレあり バスター・キートンの長編第2作。昨日の「要人無用」と同じ1923年製作ということに意味がある。この辺りから喜劇の長編傾向が本格化したことが伺われる。再鑑賞。 西部開拓時代の初期に犬猿の仲の二家族があり…
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映画評「要心無用」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1923年アメリカ映画 監督サム・テイラー、フレッド・C・ニューメイヤー ネタバレあり アメリカのスラップスティック・コメディーの三大喜劇人の一人ハロルド・ロイドの代表作である。四半世紀ほど前にNHK-BSで観たが、保存するのを忘れて悔しい思いをした。  今回は、YouTube【WY日本語字…
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映画評「コート・スティーリング」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2025年アメリカ映画 監督ダーレン・アロノフスキー ネタバレあり ダーレン・アロノフスキーは一般とは少し違う意味で宗教を絡める映画を多く作っているが、「レスラー」など時々ほぼ絡まない映画も作る。サスペンス・アクション系の本作もその類である。 元MLBドラフト候補選手ハンク(オースティン・…
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映画評「盤上の向日葵」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2025年日本映画 監督・熊澤尚人 ネタバレあり 柚月裕子の同名小説は、本作に先んじて2019年にTV映画化されているらしい。 山地で倒木跡から将棋の駒と共に男性の白骨死体が発見され、駒が世界に7つしかない名品だったことから、警察はここからから捜査を進めていく。 映画はここから回想と…
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