映画評「THE BATMAN -ザ・バットマン-」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2022年アメリカ映画 監督マット・リーヴズ ネタバレあり 映画界においてDCコミックスの「バットマン」は、マーヴェル・コミックスの「スパイダーマン」化しつつあるようである。何故「スーパーマン」より人気なのかと考えるに、どちらも基本は生身の人間であり、隣のお兄さん的な存在であるからではないか。 …
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映画評「クーパーの花婿物語」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1944年アメリカ映画 監督サム・ウッド ネタバレあり 第二次大戦中に集中して作られたサム・ウッド監督=ゲイリー・クーパー主演コンビの作品は、ヒューマンで良い後味を残ししつ、物足りなさを感じさせることが多い。一番出来が良いのはルー・ゲーリックの伝記映画「打撃王」(1942年)であろうが、他愛無さと…
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映画評「クリスマス・ウォーズ」

☆☆(4点/10点満点中) 2020年イギリス=カナダ=アメリカ合作映画 監督イアン・ネルムズ、エショム・ネルムズ ネタバレあり 余程のメル・ギブスンのファン以外は観なくてもよろしい、と最初から言っておきます。 アラスカに細君ルース(マリアンヌ・ジャン=バプティスト)と暮らすクリス・クリングル(ギブスン)は、エルフを従業…
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映画評「月はどっちに出ている」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1993年日本映画 監督・崔洋一 ネタバレあり 崔洋一死す。WOWOWが追悼として流したが、WOWOWが初期にJ・MOVIE・WARSという企画で取り上げた監督であり、縁がある。  最近は余り映画を撮っていなかったが、本作と同じく梁石日の自伝的小説を原作とする「血と骨」(2004年)までは順調…
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映画評「アンビュランス」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2022年アメリカ=日本合作映画 監督マイケル・ベイ ネタバレあり 詳細は後述するが、着想的に買えるところはあるものの、マイケル・ベイの弱点も出ているので、それほど高く評価できない。 LA。アフガン帰還兵の黒人ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が、保険会社に断られた細君の癌手術費用捻出の為、…
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映画評「ちょっと思い出しただけ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・松居大悟 ネタバレあり 松居大悟監督は「アズミ・ハルコは行方不明」も「くれなずめ」もいま一つだったが、これは相当よろしい。 序盤は、ダンサー兼振付師の池松壮亮と女性タクシー運転手・伊藤沙莉のそれぞれの様子が並行描写され、全くどういう方向に向かっていくのか解らないが…
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映画評「SING/シング:ネクスト・ステージ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年アメリカ映画 監督ガース・ジェニングズ、 ネタバレあり 前回なかなか楽しませて貰ったミュージカル・アニメの第2作でござる。  IMDbでは第1作より高い採点を得ているが、個人的には二番煎じということもあり、前回ほどは有難がれなかった。使われた既成曲の好みの差によるところが大きいだろうか…
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映画評「パーフェクト・ノーマル・ファミリー」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年デンマーク映画 監督マルー・ライマン ネタバレあり ドラマ映画が特殊(小津安二郎や成瀬巳喜男の映画は多く普遍から)から普遍性を見せるのを使命としていると考えるならば、本作は誠に素材としてうってつけと思うが、星が余り多くないのは、僕の眼にはそれがさほど上手く行っていないからである。 …
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映画評「この子の七つのお祝いに」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1982年日本映画 監督・増村保造 ネタバレあり ミステリー作家・斎藤澪が1981年度初回の横溝正史ミステリ&ホラー大賞を受賞した同名ミステリーを、ミステリーには縁のなさそうな増村保造が映画化。確かに横溝賞にふさわしいおどろおどろしいお話である。  1980年代に多分地上波テレビで観て以来三十数…
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映画評「ストレイ 犬が見た世界」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年アメリカ映画 監督エリザベス・ロー ネタバレあり 「GUNDA/グンダ」と同じく動物ドキュメンタリーだが、人が一人も出て来ないかの作品に対し、こちらは人間が無数に出て来る。この人間に対する扱いの違いが、即ち作者の狙いの違いであろう。  かの作品が動物に対して観客(人間)が勝手に動物の心…
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映画評「ユンヒへ」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督イム・デヒョン ネタバレあり 韓国映画だが、主な舞台は北海道の小樽である。この地を舞台に選んだのは監督イム・デヒョンが、小樽を舞台に岩井俊二が作った「Love Letter」にインスパイアされたかららしい。 韓国、高校卒業を目前にした娘キム・ソヘを抱えて工場の賄い婦…
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映画評「GUNDA/グンダ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2020年ノルウェー=アメリカ=イギリス合作映画 監督ヴィクトル・コサコフスキー ネタバレあり モノクロのドキュメンタリー映画。確かにドキュメンタリーだろうと思いつつ、そう捉え難い印象もあるのである。 映画は、ある畜産家の母豚と子豚を、何の説明もBGMもなく、延々と撮り続ける。鶏と牛も短か…
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映画評「ゴッドファーザー<最終章>:マイケル・コルレオーネの最期」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2020年(1990年)アメリカ映画 監督フランシス・フォード・コッポラ ネタバレあり そそっかしくもシリーズ第4作と思って観たら、第3作の再編集版でした。  本編自体は初鑑賞だが、オリジナルは30年前映画館で鑑賞。前回余り集中できない印象があったが、今回観直したところ、なかなか面白いではない…
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映画評「モービウス」

☆☆★(5点/10点満点中) 2022年アメリカ映画 監督ダニエル・エスピノーサ ネタバレあり 一時期に比べるとアメ・コミの映画版が少なくなった。余り多すぎると相対的に価値が下がると考える僕は、多彩な映画を観たいという個人の指向性を別にしても、良いことだと思う。 本作は、「スパイダーマン」絡みの悪役モービウスの誕生譚であ…
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映画評「アートのお値段」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2018年アメリカ映画 監督ナサニエル・カーン ネタバレあり WOWOWによるアート・ドキュメンタリー集の第4弾。 これまでの3作も絵画の価値とは何ぞやという命題を扱っていたわけだが、本作は現代美術に特化して扱っている。現代美術の場合は、大古典と違って投機的な側面はやや薄いように見えつつ、…
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映画評「失われた殺人の記憶」

☆☆★(5点/10点満点中) 2019年韓国映画 監督キム・ハラ 重要なネタバレあり 10年くらい前からWOWOWは一年を通して大量に韓国映画を放映している。  僕は、韓国大衆映画の笑いとシリアス(若しくは悲劇性)との振幅で勝負するスタイルを、長い歴史のある演劇・映画論に照らして正しくないと思っているので、その1割も観ない。…
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映画評「レンブラントは誰の手に」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2019年オランダ映画 監督ウケ・ホーヘンダイク ネタバレあり アート・ドキュメンタリー特集第3弾。  「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」に似ている邦題より、インターナショナル・タイトル My Rembrandt のほうが内容に近い。と言うのも、本作は三つの絵画を巡る夫々性格の違う挿話で構成されている…
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映画評「ロスト・レオナルド~史上最高額で落札された絵画の謎~」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2021年デンマーク=フランス合作映画 監督アンドレアス・クーフート ネタバレあり 先日の「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」と同工異曲のアート・ドキュメンタリーである。 発端から結果に至るまでの経緯は同じで、証言する人々の顔触れもかなり共通する。  本作独自なのは、最終的に国際マネーが絡んでき…
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映画評「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・飯塚健 ネタバレあり 映画としての完成度はそう高くないが、特にある世代以上の日本人であれば感銘を覚えざるを得ない作品である。 オリンピック・マニアの僕は、長野オリンピックを見る為に当社のドイツ代理店一行が来社(一度来れば一週間ほど滞在する)していたにも拘らず、上司…
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画像問題:Who is she/he? No. 12

 今年最後の画像問題は、年初と同じく、干支問題です。干支問題とは何ぞやと問われれば、え~と(笑)、フランク・シナトラやバーブラ・ストライサンドがヒントになりましょうか。バーブラのお答えに関して、この人に言及があったような記憶があったもので……  この女優さんもバーブラ、シナトラと同じく、本業は歌手でしょう。女性歌手の中で僕が一番ご…
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