映画評「クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2015年フランス映画 監督ジル・パンソ、アレクサンドル・ポンセ ネタバレあり 「レイ・ハリーハウゼン 特殊効果の巨人」(2011年)でコマ撮りにアプローチしたジル・パンソが、今度はアレクサンドル・ポンセと組んで、もっと幅広くSFX全般を取り上げたドキュメンタリー。 コマ撮り、着ぐるみという…
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映画評「密告」(1943年)

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1943年フランス映画 監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾー ネタバレあり アルフレッド・ヒッチコックとはまた違うタイプのサスペンス映画の巨匠アンリ=ジョルジュ・クルーゾーの第2作。彼の日本劇場公開作品では本作だけ観ていなかった。 フランスの田舎町で、【からす】と署名された怪文書が乱発されて…
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映画評「護られなかった者たちへ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2021年日本映画 監督・瀬々敬久 ネタバレあり 梗概を述べた後に触れるが、作者たち(原作者=中山七里、監督)の言いたいことが良く解る映画である。 仙台。置き去りされた中年男性二人が連続して餓死死体として発見される。いずれも福祉関係の職員である。  ここで刑事・阿部寛と東京出身の相棒・林遣…
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映画評「レインマン」

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1988年アメリカ映画 監督バリー・レヴィンスン ネタバレあり ロードショーで観たのが最初。10年後くらいに衛星放送で再鑑賞、今回がおよそ四半世紀ぶりの3回目である。お気に入りの作品なので、もう少し早く見てしかるべしだったのだが、134分という長さが多少ネックになった。 ランボルギーニを…
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映画評「キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2012年アメリカ映画 監督トム・ドナヒュー ネタバレあり 一ヶ月くらい前にコメント欄で、アメリカのキャスティング・ディレクターに触れたことがある。その存在の為に邦画に比べてアメリカ映画には変てこな配役が少ないのではないか、という主旨だった。  そのアメリカでも、1950年代後半まではスター・シ…
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映画評「007/ゴールデンアイ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1995年イギリス=アメリカ合作映画 監督マーティン・キャンベル ネタバレあり シリーズ第17作は、ピアース・ブロスナンによるジェームズ・ボンド第一作。映画の出来栄えはともかく、僕はブロスナンのボンドを割合贔屓にしている。ショーン・コネリーと並んで好色紳士的なムードをよく出しているのと思うのである…
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映画評「ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2015年アメリカ映画 監督ダニエル・レイム ネタバレあり 30代の頃買った「定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー」という本に映画撮影の基礎となる絵コンテが出てくる。中でも「鳥」(1963年)のそれは有名だが、その絵コンテを書いた人物が本作の取り上げるハロルド・ミケルスンなる人物で、最終的に…
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映画評「さがす」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・片山慎三 ネタバレあり 「岬の兄妹」で長編デビューを果たした片山慎三監督の、商業映画デビュー作。ということは、「岬の兄妹」は【キネマ旬報】のベスト10にも入ったのにアマチュア映画だったということかいな? よく解らん。 社会あるいは人間の暗黒部分を描くことを目的に持…
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映画評「ゴーストバスターズ/アフターライフ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年アメリカ=カナダ合作映画 監督ジェイスン・ライトマン ネタバレあり このシリーズの第一作が公開された頃は既にれっきとした社会人で、ヒットはしたものの、些かアメリカ的過ぎる乗りの為に個人的にそう面白いものとは思わなかった。それがまあ本作の評価のある程度の前提となるということを予め述べておき…
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画像問題:Who is she/he? No. 11

 今月は、あるいは今月も、簡単でしょう。  1970~1980年代に代表作と大ヒット作が集中しているこの男優。主演作品は90年代半ばくらいまで多くあり、その後は脇役に回った印象です。  SF/ファンタジー系列の作品が多い、あの巨匠の作品が代表作(この画像もその一つから)。喜劇にも面白いものが多いですネ。  請うご解答! …
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映画評「ライフ・ウィズ・ミュージック」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年アメリカ映画 監督シーア ネタバレあり オーストラリアの女性歌手シーアが作ったミュージック・クリップ集のようなミュージカルである。 自閉症の少女ミュージック(マディ・ジーグラー)の面倒を見ていた祖母が亡くなり、長らく離れていた片親違いの姉ズー(ケイト・ハドスン)が呼ばれる。両親はも…
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映画評「イギリスから来た男」

☆☆★(5点/10点満点中) 1999年アメリカ映画 監督スティーヴン・ソダーバーグ ネタバレあり スティーヴン・ソダーバーグは「オーシャンズ11」(2001年)以降大分通俗的な作品を作る傾向が強くなった印象があるが、本作などはプログラム・ピクチャー的なお話をスタイリッシュに作った印象。それが良くない面として現れたところが多い…
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映画評「007/消されたライセンス」

☆☆★(5点/10点満点中) 1989年イギリス=アメリカ=メキシコ合作映画 監督ジョン・グレン ネタバレあり シリーズ第16作は、ティモシー・ダルトンのボンド第2作にて最終作。 これはシリーズの中でちょっとした異色作で、彼はエージェントとしてではなく復讐鬼として行動するのである。 彼の親友でDEA(米国の麻薬取締…
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映画評「Endless Waltz エンドレス・ワルツ」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1995年日本映画 監督・若松孝二 ネタバレあり 若松孝二は一般映画なら幾つか観ているが、よくは知らない。学生運動に多大なる関係と関心を持っていたことだけは作品を観るうちに解った。 本作にも、最近裁判が始まった大阪正明をちょっと想起させる逃げる闘士(佐野史郎)が出て来る。  ヒロインの作家…
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映画評「白夜」(1971年版)

☆☆☆☆★(9点/10点満点中) 1971年フランス=イタリア合作映画 監督ロベール・ブレッソン ネタバレあり ロベール・ブレッソンがドストエフスキーの「白夜」を、現代パリに舞台を移して翻案した作品。 大学生の時に映画館で観た。実に素晴らしかった。僕の知る範囲で地上波、NHK-BS、WOWOWには出ていない。で、ソフトも…
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映画評「ヴォイス・オブ・ラブ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2020年フランス=カナダ=ベルギー合作映画 監督ヴァレリー・ルメルシュ ネタバレあり カナダの歌姫セリーヌ・ディオンの人生をモチーフにした(と言われている)作品。八重歯云々のエピソードは事実かどうか知らないが、Wikipediaを読む限り、ほぼ彼女の伝記映画と言っていいでありましょう。 カ…
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映画評「鑓の権三」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1986年日本映画 監督・篠田正浩 ネタバレあり 近松門左衛門は十余編原文で読んでいるが、本作の原作となる世話物「鑓の権三重帷子」は未読。  映画化したのは、既に「心中天網島」(1969年)で近松世話物の映画化に実績のある篠田正浩で、脚色(富岡多恵子)や音楽(武満徹)も同じである。 江戸…
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映画評「ロバータ」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1935年アメリカ映画 監督ウィリアム・A・サイター ネタバレあり ちょうど一週間前記した「世紀の楽団」(1938年)の作曲家アーヴィング・バーリンほどではないが、ジェローム・カーン絡みの映画も結構多い。30年くらい前に観た「雲流るるままに」(1946年)は1945年に亡くなった直後に作られた追…
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映画評「嘘喰い」

☆★(3点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・中田秀夫 ネタバレあり 2022年10月のWOWOWは稀に見るほど不作なので無理無理に観てみたものの、洋の東西を問わず、YAファンタジー系映画は面白くない。お話の為のお話という印象を全く回避できないから、面白くない。  「007」の嘘、例えば陰謀を企む謎の組織は、実際に存…
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映画評「結婚の夜」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 1935年アメリカ映画 監督キング・ヴィダー ネタバレあり プライム・ビデオの会員無料枠にはゲイリー・クーパーの主演作品が結構ある。二作続けて200分を超える作品を見たので、短いのをということで選んだところ、IMDbに行ったら観ておりました。  いつ観たか全く記憶がないが、衛星放送による映画放…
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