映画評「噓八百 なにわ夢の陣」

☆☆★(5点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・武正晴 ネタバレあり 「噓八百」シリーズ第3弾。作られるごとに尻すぼみ的な印象となっているが、TVの「開運‼なんでも鑑定団」が今年で30年を迎えるように、案外3年に1度のペースで今後も作られるかもしれない。 目利き古美術商・中井貴一が、大阪秀吉博委員会から顧問を依頼…
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画像問題:Who is she/he? No. 26

僕らのもしくはそれより少し上の世代の方は多く、同時代的に、彼女の主演したホラー映画におろろいた(驚き過ぎてロレツが回らない状態)のではないでしょうか。彼女自身も、監督も、原作者もこの作品で人気者になりましたね。ここまで言わずとも解るでしょうけど。  画像の映画でアカデミー主演女優賞を取りました。国民的歌手と言うべきカントリー歌…
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映画評「明日なき追撃」

☆☆☆(6点/10点満点中) 1975年アメリカ映画 監督カーク・ダグラス ネタバレあり 40年以上前に一度観ているが、当時は生意気盛りと言うか、そもそもお話を面白く感じず、☆☆★相当の評価を留めた。主演と監督を兼ねた、当時のカーク・ダグラスより年齢を重ねて観た今回はそれなりに楽しめ、★一つ分評価アップ。早速IMDbに行って採…
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映画評「薔薇の貴婦人」

☆☆(4点/10点満点中) 1986年イタリア映画 監督マウロ・ボロニーニ ネタバレあり マウロ・ボロニーニは「わが青春のフロレンス」(1970年)「愛すれど哀しく」(1971年)という、抒情的青春映画が強い印象を残しているが、痴情絡みの作品も結構ものしている。その意味では、ラウラ・アントネッリ主演で想像されるエロティック映画…
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映画評「007/ダイ・アナザー・デイ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2002年イギリス=アメリカ合作映画 監督リー・タマホリ ネタバレあり ピアース・ブロスナンの4度目にして最後のジェームズ・ボンドで、シリーズ通算第20作。わがブログもこれにて全ての007を扱うことになる(但し、他プロダクションの「ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」は含まず)。 1991年にソ…
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映画評「aftersun/アフターサン」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2022年イギリス=アメリカ合作映画 監督シャーロット・ウェルズ ネタバレあり 瑞々しい映画ではあるが、解りにくいところが多くて、世評程には感心できず。僕は左脳人間なので、こういう限られた情報から映画を把握するには向いていないのである。 11歳のソフィ(フランキー・コリオ)は、夏休みに母と暮…
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映画評「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2021年イギリス映画 監督ウィル・シャープ ネタバレあり ルイス・ウェインという画家についてはこの映画で知ったのみ。猫ばかり書いていたらしい。 19世紀後半の英国。既に絵を描いていた紳士階級(ジェントリー)のウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、4人の妹を養育する為に頑張らねばならな…
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映画評「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」

☆☆★(5点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・内田英治 内田英治は「身体を売ったらサヨウナラ」を作っているので風俗産業への興味があるだろうから、基本アイデアは彼から出たのではないか。共同監督の片山慎三は「岬の二人」「さがす」で世間の片隅で生きているような人間を扱って来た。  この二人の新鋭監督が、スナック兼探偵事務所…
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映画評「アシスタント」(2019年)

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2019年アメリカ映画 監督キティ・グリーン ネタバレあり MeToo運動に発展したミラマックスの製作者ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラを元ネタにしたフィクション。日本版ウィキペディアのストーリー解釈は正鵠を射ていないと思われる。 早朝、大映画会社製作者(会長)のアシスタントである妙齢…
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映画評「それでも私は生きていく」

☆☆★(5点/10点満点中) 2022年フランス=イギリス=ドイツ合作映画 監督ミア・ハンセン=ラヴ ネタバレあり 夫と死に別れた後9歳くらいの娘カミール・ルバン・マルタンを独りで懸命に育てている母親レア・セドゥは、同時に頻繁に積極的に、認知症に陥った元哲学教授の父親パスカル・グレゴリーを訪問し甲斐甲斐しく世話をしている。 …
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映画評「湯道」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・鈴木雅之 ネタバレあり 「おくりびと」という僕がかなり感心した小山薫堂が脚本を書いていると知ったのは、エンディング・ロールでよってである。なるほどマニュアル映画的なところに共通点があるが、通俗に傾き過ぎている分だけ、かの秀作に及ばない印象が残る。 若手建築家の生田斗…
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映画評「離ればなれになっても」

☆☆☆(6点/10点満点中) 2020年イタリア映画 監督ガブリエレ・ムッチーノ ネタバレあり ガブリエレ・ムッチーノは、アメリカで作った「幸せのちから」「7つの贈り物」でなかなかの力を見せたが、近年はイタリアに戻っているようである。 1982年。高校生リッカルドが過激デモに巻き込まれて銃撃されたところをパオロとジュリオ…
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映画評「対峙」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2021年アメリカ映画 監督フラン・クランツ ネタバレあり アメリカでは相変わらず銃規制が進まず、一年間に何度も学校などの施設で複数が死傷する銃撃事件が起きる。全米ライフル協会が圧力団体として機能している為その支持政党である共和党が全く動こうとしないからである。どこの国でも似たようなもので、議員…
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映画評「小さき麦の花」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2022年中国映画 監督リー・ルイジュン ネタバレあり 昨年思いがけず中国少数民族の一家が我が姻族になった。 その出身地より北西部にある乾燥地帯が舞台。  農家の中年次男坊ヨワティエ(ウー・レンリン)が独りぼっちになり、義兄らの媒酌により、パーキンソン病で尿失禁をするので疎まれている内気…
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映画評「モリコーネ 映画が恋した音楽家」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2021年イタリア=ベルギー=オランダ=日本合作映画 監督ジュゼッペ・トルナトーレ ネタバレあり ニーノ・ロータ、フランシス・レイと共に僕がご贔屓にする映画音楽作曲家がモリコーネである。  20年近く前になるだろうか、BMGビクターがカタログ通販でエンニオ・モリコーネの映画音楽を集めた集大成を…
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映画評「新源氏物語」

☆☆★(5点/10点満点中) 1961年日本映画 監督・森一生 ネタバレあり NHKが本年の大河ドラマで「源氏物語」を扱う関係で、BSで本作を取り上げたらしい。西部劇以外の古い映画に冷たい最近のNHKにもそういう色気はある模様。  紫式部のご本家ではなく、それを基に書かれた川口松太郎の同名小説の映画化である。しかし、結果的に…
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映画評「夜明けまでバス停で」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2022年日本映画 監督・高橋伴明 ネタバレあり コロナ禍下(かか)の2020年11月に実際に起きたホームレス女性殺害事件にインスパイアされたと聞いたので、もっとセミ・ドキュメンタリーの社会派映画になっているかと思いきや、前半はともかく、後半は大分予想に反する展開になっている。 コロナ禍に…
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映画評「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」

☆☆★(5点/10点満点中) 2023年日本映画 監督・松木彩 ネタバレあり 2021年に放映されたTVドラマ・シリーズの続編的位置にある映画版。  簡単に言えば、「タワーリング・インフェルノ」と「ダイ・ハード」を合わせて「ダイ・ハード」の刑事を救急救命医にした感じの作品である。 逆恨み型の一種の愉快犯が横浜のランドマ…
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映画評「ガンズ・アンド・キラーズ」

☆☆★(5点/10点満点中) 2023年アメリカ映画 監督ブレット・ドノフー ネタバレあり ニコラス・ケイジのロー・バジェット映画でも西部劇という新機軸なら行けそうだ。 ガンマンのケイジが、吊るし首になるところを危く助かった中年男を息子の目前で撃ち殺す。  20年後、今は愛妻と結ばれ静かに雑貨商を営むケイジは仕事を終え…
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映画評「マッシブ・タレント」

☆☆☆★(7点/10点満点中) 2022年アメリカ映画 監督トム・ゴーミカン ネタバレあり ニコラス・ケイジが借金を背負って、来るものを拒まずの精神で大量のB級映画に出演し続けている(借金のその後は知らないが、B級映画出演は続いている)半生をケイジの立場からすれば自虐的な立場で作られた、半伝記映画とでも言うべきアクション・コメ…
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